中学校の英語の教科書を手に入れました。
こちらは、北九州市立中学校で使用されている教科書です。
まず、私が中学生だった頃とタイトルが変わっていないのに驚きました!
改定を続けているとは思いますが、ものすごいロングセラーです。
中身はすっかり変わって、タイトルだけが長く使われているのかもしれません。
私立中学校は使用しているものがこれとは異なりますが、書店で少しお話を伺った限りでは、同様に日本の出版社のものが使われているようです。
内容については、今後、少しずつ触れたいと思います☆
今の教科書の内容が気になる&中学英語なんて懐かしい!と思った方は、こちらにいらした時に、ゆっくりご覧くださいね。
さて、小さな子ども達と一緒に英語に触れていると、英語圏で使われている絵本や教材を多く取り入れることが出来ます(母国語方式の学習・遊び?)が、日本語がしっかりしてくる年齢での学習スタートになると、「外国語」としての英語としての学習になってきます。
それまで特に英語の取り組みを行っていない大多数にとっては、中学校での英語との出会いは英語学習のスタート地点。本格的に英語に取り組むようになる、この中学英語の時に意識して行えば、その後の学習がより楽しく、楽になるのではないかと思うことが、今考えるといくつかあります。ママたちを含めて、大人の学習にも共通すると思います。
1.アルファベットと同時にフォニックスを学ぶ。出来れば発音記号も。
中学からの英語では、すぐに文字と一緒に英語を学びます(子どもであれば、早くて3歳前後、4,5歳~小学校入学時位でも引き続きゆっくり取り入れていきます)。ABCをエービーシーと読めるようになっても、英語を正しく発音することは出来ません。それぞれの音を正しく知ることが出来なければ、音が分からないまま、発音も出来ず、聞くことも出来ません。
また、辞書を引ける年齢ですので、発音記号を学ぶ機会があれば、調べた言葉に併記された音もすぐに分かるようになります。
2.出来るだけ訳さずに理解する。訳すなら、頭から。
中学生ともなると、日本語がしっかりしています。そこから、いわゆる「英語脳」と呼ばれるものを育てることになります。それには、英語を英語のまま理解することが上達の早道。何だか、難しそうに聞こえますが、少しずつの積み重ねで可能です。例えば、Thank you.を「ありがとう」と頭の中で訳さなくても、お礼の言葉としてそのまま理解する人は多いと思います。何度も繰り返して、お礼を言う状況で使用したり、そのような現場を見ているからです。この様なそのまま理解できる言葉やフレーズを増やしていく過程が上達と言えます。
ただ、この年齢では日本語の理解が進んでいるので、初めて出会う、特に抽象的な言葉などは、日本語に訳して理解することもあると思います。その時は、出来るだけ頭から訳して、英語の語順を崩さずに理解するようにします。
I / like / apples.
私は/(が)好きだ/ りんご
3.発音練習は筋トレ。何度かやればきっと出来ます。
日本語の早口言葉の練習で、同じ言葉を何度も言ってみるのと同様、英語も上手く言えるようになるまで、何度か言ってみるのが、いい練習になります。「自分が言えないことは、聞き取ることも出来ない」と言う考え方もあるように、聞いて理解するにはまず自分が言えるようになることが必要です。日本語にないthの音やf、vの音など、少し繰り返して練習すれば、すぐに言えるようになり、言えるようになれば、聞き取れるようになります。今まで発音したことのない音を言えるようになるため、そしてこれまで言えなかったスピードで言えるようになるためには、筋トレと全く同じ、繰り返して音読します。また、意味をイメージしながら(日本語に訳すのではなく、映像や感覚や気持ちのイメージ)音読するのも、英語を英語のまま理解出来るようになるプロセスに欠かせません。
4.シャドーイングを取り入れる
通訳の訓練としても取り入れられるシャドーイング。自分なんてそんなレベルじゃない!と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。誰にでも行えます。例えば、お子様と英語の絵本を楽しむママなら、絵本の付属のCDを聞きながら、聞こえた順にそのまま真似してみてください。始めは、文字を読みながら、そして音を止めながらでも。何度かやっているうちに、イントネーションや発音、いつの間にかCDそっくりに言えるようになっています。上手に読める絵本のレパートリーが増えますよ。
日本語がしっかりしていると言っても、新しい言葉に対してまだ柔軟な耳や感覚を持っている十代!是非、学習を楽しんで欲しいと思います。
そして、もちろん、随分前に中学生だったママたちも、これからの学習で確実に上達します。お子様と英語に取り組んで、上達を感じるというママも少なくありません。子どもと一緒にって、何より楽しいですよね!
今日は珍しく、少し大人の英語学習についてでした。
何かの機会があれば、また触れられたらと思います。
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