1学期が終わった時期から、中学生と一緒に、学校で使用している教科書をベースとした「発音」「会話への実践力」をテーマにレッスンを行っています。レッスンの前後にお話をさせてもらうこともあり、色々と聞いていると、英語が得意な友達も周りに結構いるとのこと、幼いころから英語に触れているそうです。さすが現代っ子の環境です。
さて、レッスンを私自身楽しんでいるのはもちろん、現在の中学校の教科書を検証する機会に恵まれて、本当に有難いです。英語の教科書をしばらく見ていないママや英語講師の方のために、中学校で扱う項目を簡単に(著作権などを考慮してかなり簡潔に)まとめてみることにしました。
まず、ひとことでまとめると、さすが教科書って素晴らしい!ということです。ウン十年前に自分が学校で学んだことの記憶は、正直、薄れてしまいましたが、教育法や時代の変化に合わせて改定を続けてきた出版社や関係者の方の経験や知識の結晶です。
1年生用教科書
- Be動詞の使い方 I am -, You are-, He/She is- など
- 一般動詞の使い方(過去形も)I like-, Do you -? I went -, Did you -?など
- Wh-疑問文 What, How many, Who, Which, Whose, When
- Can の使い方
その他、レストランでの注文、電話の会話、自己紹介の仕方、など
2年生用教科書
- Be動詞過去形 I was-, Was she-? など
- 未来を表す be going to, will
- have to や must
- 不定詞 I want to learn - など
- 仮定法 If - と When の使い分け
- 比較級 more - than, as - asなど
その他、依頼の仕方など
3年生用教科書
- 受動態
- 現在完了 I have lived-, Have you-?など
- 関係代名詞 など
その他、文化の説明の仕方や話の切り出し方や相槌の打ち方など
ここでは、かなり内容を割愛してはいますが、本当に盛りだくさんです。設定も、学校に来た外国人の先生との会話や、映画の話題、相撲を紹介したり、とても楽しく出来ています。
ざっと見て「これ位なら分かる」と感じる方は少なくないかもしれませんが、これを「使いこなせる」方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。依然と続く、日本の英語教育の課題です。
これだけの内容を理解した上で、ある程度のスピードを伴って使えるようになれば、日常会話にあまり不自由を感じないかもしれません(もちろん、専門分野や話題に沿った語彙や知識、文化背景の理解など、が同時に必要になりますが)。
教科書の内容が整い、CDや映像でも英語に触れられる時代になり、ハード面はどんどん整ってきています。今後は、実際にそれらがどのように学校などで使用されているか、そして、教師たちがどのように生徒たちに学習方法を指導しているか、などが英語教育の課題になると思います。「ある程度のモノはすぐに揃うけど、人材育成が追い付かない」どんな業界も共通ですね。教師の力量が試される時代かもしれません。
ちなみに。。。
中学生の皆さん、そして保護者の皆様、教科書に沿った音源をお持ちでなければ、是非、自宅学習・かけ流し用にCDやソフトをお勧めいたします。現在のところ、学校では教科書に沿ったCD配布・紹介がないようです。音を聞きながら、真似して声を出しながら、楽しんで学んでくださいね!
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Masako (Tuesday, 24 September 2013 19:02)
どちらに書いたらよいか分からず、一番近い日にちに書かせていただきました。
先日はお越しいただいてありがとうございました。
とっても刺激のある楽しい時間でした★
ちょっとですが、矢野さんのお教室も紹介させていただいています。
私も矢野さんのレッスンまた受けたいなぁ。
また、近いうち遊びましょう♪
(私のブログの宣伝もさせていただいてすみません!)
CultureKidsRoom (Wednesday, 25 September 2013 00:18)
Masakoさん、コメントありがとうございます。
宣伝、大歓迎ですよ。
御紹介も頂き、ありがとうございます。
先日は、こちらこそ素敵な時間をありがとうございました!
また、是非レッスンにもいらしてくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。